診療方針
診療方針
分かりやすい説明
お口の状態や治療計画について、口頭での説明ではなかなかイメージしにくいかと思います。
当クリニックでは、患者さんに安心して通院いただけるよう、ご理解・ご納得いただいた上で治療を進めてまいります。
専門用語をなるべく使用せず、また動画や模型などを用いてイメージのしやすい説明を心がけています。
CCDカメラの映像をご覧いただくことで、治療前後のお口の状態をしっかりと把握できます。
ご自身のお口の状態が把握できれば、治療への理解が深まります。治療への理解が深まることで、治療の効果をより実感できるようになり、いままで以上にご自身の歯を大切にしていただけると考えています。
痛みの少ない治療
歯医者での治療の中でも、麻酔注射の痛みが苦手という方はたくさんいらっしゃいます。
当クリニックでは、痛みの少ない治療に力を入れており、麻酔に関しても次のような対策をとっています。
麻酔注射が痛い理由
麻酔時の痛みのポイントは大きく分けて3つあります。
①粘膜に針を刺したときの『チクッ』とした痛み
②麻酔液が体内に入る際の圧による痛み
③精神的な緊張によるもの
麻酔注射の痛みを軽減する取り組み
①麻酔注射を行う前に表面麻酔を塗ることで、針を刺す際の痛みを軽減します。表面麻酔は塗り薬ですので、表面麻酔によるお痛みはありません。
②注射の針は、細ければ細いほど少ない痛みで済みます。当クリニックでは、一番細い針を使用しています。
③歯ぐきには痛点という痛みを感じる部分があるので、適切な角度で痛点の少ない部分に注射します。
④麻酔液は圧力がかからないように時間をかけてゆっくりと入れていきます。
⑤麻酔時の緊張を取り除けるよう、麻酔中にお声がけさせていただいています。
安心の設備
当クリニックはデジタルレントゲンや歯科用3次元CTを完備しております。
デジタルレントゲンは、従来のレントゲンと比べ10分の1の放射線量で済むため、安心して撮影することが可能です。
レントゲン1回の放射線量は日常的に自然界から受ける放射線量の1~2日程度の量です。
ご自身の歯の保存に努めます
歯を残すための「歯内治療」
歯の土台となる根っこの部分が健康であれば、ご自身の歯を長く残すことが可能です。しかし、むし歯が進行し神経にまで到達してしまうと、場合によっては抜歯が必要となります。
入れ歯やインプラントなどで補うこともできますが、ご自身の歯に勝るものはありません。
当クリニックでは、歯の内部の治療(歯内治療)を行い、患者さんご自身の歯を可能な限り残せるよう努めています。
歯内治療は、歯の神経を取り除き、神経が入っていた根管を洗浄・消毒して薬剤を詰め、最後に被せ物を被せてご自身の歯の機能を回復させる治療法です。
根管は細くて複雑な形状をしているため、当クリニックでは歯科用CTを使用し、3D画像で繊細な根管をしっかりと把握した状態で治療計画を立て行きます。
治療の際はマイクロスコープを使用します
マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を用いて根管の細かな部分まで確認しながら治療を行ってまいります。感染源を確実に除去すると共に、健康な部分を削りすぎることもないため、お身体に余計な負担をかけません。正確に感染源を除去することで、高い治癒率を得られ、再発のリスクを減らすことが可能です。
健康な歯を維持するメインテナンス
治療が終わった後も、再発予防のためメンテナンスが大切です。2~3ヶ月に1度は歯科医院による歯垢・歯石除去を行いましょう。正しいブラッシングや、ストレス・病気・睡眠不足の改善など、生活習慣の見直しも大切な治療の一つです。
クリーンな院内環境
当クリニックでは、院内感染を予防するため、下記の取り組みを行っております。
①患者さんひとり一人に使い捨てのトレー、コップエプロンを使用しています。
②オートクレーブ(高圧蒸気滅菌機)2台と高温オイル殺菌洗浄器を完備し、ピンセットやミラー(小さい鏡)、歯を削るタービンなど、お口の中に入るものを滅菌・殺菌しています。
③手袋は患者さんごとに代えております。
④院内の空気は空気清浄機によりオゾン除菌しています。常に清潔な状態を保ち、よりリラックスできるようにマイナスイオンを出しております。
外来環の施設基準に対応しています
当クリニックは、厚生労働省が定めた『歯科外来診療環境体制(外来環)』の施設基準に対応した歯科医院です。これは、歯科診療時の偶発症など、緊急事態が起こった際に初期対応が行えるよう体制を整えており、また感染症予防としての機器や滅菌対策を実施している歯科医院のみ認定を受けることができるものです。
歯科外来診療環境体制の施設基準
- 所定の研修を修了した常勤の歯科医師が、1名以上配置されていること。
- 歯科衛生士が、1名以上配置されていること。
- 緊急時の初期対応が可能な医療機器(AED、酸素ボンベおよび酸素マスク、血圧計、パルスオキシメーター)を設置していること。
- 診療における偶発症等緊急時に円滑な対応ができるよう、別の保険医療機関との事前の連携体制が確保されていること。
- 口腔内で使用する歯科医療機器等について、患者ごとの交換や、専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底する等十分な感染症対策を講じていること。
- 感染症患者に対する歯科診療について、ユニットの確保等を含めた診療体制を常時確保していること。
酸素ボンベ